先日初めて解説動画を作ってみました。
新たな知見を得て、芸風を広げる目的でしたが…
正直なんか違うなコレってのが感想でした。
テーマは「ネットにはびこる嫌儲思想」について。ネット上で散見される金儲けに対するヘイトについて解説するつもりでした。
私としてはやはりウェブ上の情報をまとめて紹介するだけでなく、自分の知る限りどのような事例があったかを述べ、それに対する考察を論じていこうとしました。
結果として考察動画ないし、感想動画のような出来になってしまいました。
けしてそれが悪いというわけではないと思いますが、解説を期待してきた視聴者に対して満足のいくものであったかと言うと自信がありません。
じゃあ解説に終始すれば良かったのかという話になりますが、嫌儲思想というのはネット用語であり、厳密な定義があるわけではありません。そうしたものに対して嫌儲思想とはつまりこういうことなんだと決めつけて講釈を垂れるのも抵抗がありました。
嫌儲思想が何かと言えば金儲けが嫌いということです。ではなぜ金儲けが嫌いなのかと言えば単に人が儲けるのが気に入らないというものから、金儲けが絡むことによる業界への悪影響を懸念するというものまであります。ではなぜ金儲けによる業界への悪影響を懸念するのかと言えば、既得権益や今後の自分たちの利益を守りたいというものから、自分たちの大事な遊び場を壊されたくないというものまであります。
そうしたことまで考えを進めていくうちに、考察にしては根拠に乏しい、感想のようなものまで長々と語っていました。
私の尊敬するゆっくり解説の方々は、時折ゆっくり考察やゆっくり駄弁といったくくりで動画を上げます。以前はあまり意識していませんでしたが自分で作ってみて、実際の物事についての解説、事実に基づいた考察、投稿者の個人的な意見ないし感想といった要素の比率によって適切な分類を行っていたことがわかりました。
解説動画としてのテーマ選択を誤った。私はそう結論づけました。
解説動画をつくりたいならば明確な答えを用意できるテーマにすべきでした。こうしたテーマを扱い、自分の考えを語りたいならばもっと別の形式をとるべきでした。
私は創作者です。自在に扱えるキャラが複数います。彼女たちが議論を行うという形、あるいはもっと物語形式で言い合いをするという形をとるべきでした。
あの動画にボイスロイド解説というタグをつけておくのはいささか心苦しいものがありますが、外さないことにします。当時の私はこれを解説のつもりで作ったということを残しておくためです。
次の動画は個人的にずっと気になっているテーマ「ゆっくりの今後」について扱う予定です。今度こそ解説動画だと胸を張れるものにするつもりです。ですが多少は考察や根拠に乏しい推測も述べます。不明瞭な部分も多く残っているテーマですから。
いつまでも反省ばかりしていてもしょうがありません。動画投稿はトライアンドエラーの繰り返しですから。
長文駄文失礼しました。