チマチマと書き溜めていたネタが散らかっていたのでまとめておく。
ついでだがこういうメモ系の過去記事がタイトルで区別つかなかったため修正した。
なんのためにメモを残してると思ってんだか全く。
1.「drop」
ビデオカメラを使った動画。
ビデオカメラには2つの異なる役割がある。
一つは現実では見えないものがビデオカメラにだけ写り込む。
もう一つは逆にビデオカメラにだけ正しい現実が映し出される。
心霊系ホラーでは幽霊や怪物のようなものがビデオカメラを通した時だけ目に見えるみたいな展開がある。一方、ヒューマンホラー(?)では主人公が見ている世界は全て幻覚で、ビデオカメラの映した映像だけが真実を映しているみたいな展開もある。そのドッキング。
序盤中盤はビデオカメラを通した時だけ見える人影があり、それを幽霊だと思わせる。
終盤でその認識をひっくり返し、ビデオカメラに映る人影は普通の人であり、それ以外の人物が異常な存在であったことを示す。
もっと動画的な話をすると、
①主人公の主観視点。会話相手と背景が映る。
②ビデオカメラの映像。謎の人影と背景が映る。
③第三者視点。主人公、会話相手、背景が映る。いつもの。
この三者を使い分ける必要がある。
アイデアは面白そうだがまだ纏まっていない。幽霊、幻覚みたいな露骨なものではなく、異次元空間みたいな不可思議なものにしようと思っている。
仮に主人公を湊音、会話相手を詞音としよう。
湊音がビデオカメラを拾う。周囲を撮り始める湊音、詞音は照れたようにカメラを押しのけ映像には映らない。
湊音がビデオカメラに黒い影が映り込むことに気づく。湊音は怖がりながらもそれらを撮影しようとし、詞音に止められる。
湊音は詞音の制止を振り切り黒い影を追う。街中にはたくさんの黒い影が居た。
影とぶつかりそうになった湊音はビデオカメラを落とす。
画面が乱れた後、誰かがビデオカメラを拾い上げる。詞音がレンズを覗き込む姿と歩行者の姿、街並みが映って終了。
パッと見、湊音が黒い影と接触したことで消えてしまったように思わせたい。
実際には湊音は詞音と異次元空間に迷い込んでおり、脱出の手掛かりを探していた。
ビデオカメラに黒い影が映り最初は驚いたものの、それらが元の世界の人達の姿なのではないかと考える。
湊音は自分の存在を何とか向こうの人に気づいてもらおうとするが、ビデオカメラを落としビデオカメラだけが元の世界に戻ってくる。
最後に映る詞音と歩行者たちの姿は元の世界の映像。これまで出ていた詞音とは別物であることを服装の違いなどで暗示する。
湊音は異次元空間に取り残されたままであり、そこには詞音の姿をした何かがいるという余韻を残したホラー。
「落ちてきたのかな。」「これってもしかして…」「誰か見えませんか!」などの意味深なセリフを入れる。
2.「条件探し」
怪異の中には何か特定の条件を満たした者にだけ影響を及ぼすものがある。
有名なものでは「リング」だ。ビデオを見ると貞子がやって来て殺される、ダビングして人に見せると助かる。
四国めたん、中国うさぎ、東北イタコがあの世界には居るため、どんな怪異も最終的にはあの人たちに退治してもらえばいいやになってしまう。
それを避けるための抜け道がこの条件型怪異である。
怪異側も条件を満たさないと危害を加えられない代わりに、霊能力者側も条件を満たさないと姿が見えないし手出しもできない。
怪異を退ける超常的な力ではなく、隠された法則を見抜く推理力が重要になってくる。
まだ中身は作り込めていない。
真相を究明して助かったと見せかけて、終わり際にその推理が間違っていたんじゃないかと匂わせるオチにしたいと思う。
3.「犯人はこの中にいる」
我が家の台所には床下収納がある。
子ども一人が隠れられるくらいで、大人でも体を丸めればしまっておける大きさだ。
犯人はこの中にいる。
というようなのをサムネとタイトルのインパクトで釣ろうというテーマで以前メモに書いた。
床下収納を考えていたがあれはどうも思ってた構造と違うらしい。
床下は基礎部分の空洞になっていてそこに箱をつけているだけ。
だから基本的に床下収納に死体を隠すとなった場合は箱を外して基礎部分に隠し、箱をつけ直して隠すというのが自然っぽい。
そういうのじゃないんだよなぁ。
本来いるはずもないところにいるという異様さを求めていたがふさわしい場所を見つけれずにいる。もう金庫とかでいいか。
犯人が何の犯人なのか、どうして隠しているのかと言ったストーリー部分も練り切れていない。
4.「存在しない少女」
損壊の激しい遺体から個人を特定することは困難だったが、DNA鑑定によってその可能性はかつてより向上している。
と言ってもDNAに名前が書いているわけではない。あくまでその本質は旧来の手法と同じ、対象サンプル間での照合である。
古くは人相風体、昨今では血液型や歯型、そして現在ではDNA。
遺体から入手できる情報と行方不明の誰かの情報とを照らし合わせることでその人が何者であるかを特定するのである。
人相風体は家族や友人から、血液型や歯型は病院や歯科医院から照合することができるが、DNAはどうだろうか。
結論から言ってDNA鑑定を受けその記録が残された者でなければ照合することはできない。
普通は時間と費用をかけて自分のDNAを調べることなんてないので、遺体になって見つかってから本人との比較を行うことは難しい。
だがそのことはあまり問題にならない。本人のDNAがわからずとも両親や兄弟姉妹のDNAと照合すればどのような血縁関係の相手かわかるからである。
例えば仮に弦巻マキという少女がいたとしよう。
彼女は父親と二人暮らし、母親とは幼い頃に病気で死別している。
そんな彼女がある日行方不明になってしまう。
ただの家出と事件性は認められず、父親は必死に彼女の行方を探す。
そんな姿をあざ笑うかのように近辺で頭部の損壊した少女の遺体が発見される。
遺体のDNAと弦巻マキの父親のDNAを照らし合わせ、親子関係が証明されればその二つは結び付き、証明されなければその二つは切り離される。
もしここで弦巻マキと父親が実の親子ではなかったら?
本当はその少女は弦巻マキであったにも関わらず、弦巻マキではないと判断される。世界から完全に切り離され、何一つ存在の証明を行えなくなる。
つまり存在しない少女になるのである。
というアイディアを思いついたがどう扱うか決め兼ねてる。
DNAという題材で科学的なミステリと哲学的な存在証明を同時にやれるのは面白そう。
実の娘ではないことを知っていた父親が殺したとか、本当の父親とのつながりによって再び身元が特定されるとか色々展開も考えられそうである。
タイトルは「missing」
行方不明という意味とミッシングリンクとかの欠落という意味をかけている。
5.「在庫処分方法」
AIと相談しながら作った奴。
改善させようとするとパッとしない返答をしてくるが、要約や評論みたいなのは的確。
今後もちょくちょく知恵を借りることになりそう。
元々考えてたネタが相場操縦で犯罪になると言われたのでマイルドにした。
下のは最終的な結論として私が書いたの。綺麗な形になったが綺麗すぎたためボツ。
起
主人公のYoutuberがグッズを作るが全く売れず、やけになって100円でフリマサイトで売ろうとする。
すると友人が逆に10万円で売るように提案する。主人公は半信半疑ながらも1つだけ10万円で売りに出す。
承
主人公の予想に反して何故かグッズは10万円で売れる。その後20万、30万に値上げしてもやはり売れる。
自分には隠れた人気があったのだと主人公は喜ぶ。
転
喜んでいる主人公に友人がネタばらしする。
流通量が少なく、高額で出品されている主人公のグッズはマニアが高額で取引している商品だと思われて、転売ヤーに目をつけられていたのだ。
結
転売ヤー同士で値上がりを期待しながら取引が続いているうちに、主人公は在庫を売り切って大きな利益を得る。
実際にはそのグッズを欲しがっている人はいないため、転売ヤーが大損することをわかっている友人はほくそ笑む。
しかし主人公は自分の本当のファンがいなかったことに、とても複雑な気持ちを抱くのだった。
・私
主人公をYoutuberの方にすることで、本人は何も知らないため詐欺罪で捕まることは無くなります。
最初の方の出品は友人が購入したことを匂わせ、相場操縦が行われたのではという疑惑で一連の流れに説得力を持たせるのもアリかと思ってます。
友人もちゃっかり取引で利益を得たと語り、主人公がどのタイミングで購入したんだろうと訝しむくらいの温度感で。
・AI
これはバランス感が絶妙ですね 👏
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