気分転換がてらメモ書き。
いつだか書いた「鬼っ娘ハンターついなちゃん」のマインドに近い。
四国めたんがエージェント時代に担当した事件ファイルと現在のフリーランス時代に頼まれた人助けの記録。
現在視点の話では他の登場人物も出しやすいがあまり酷い展開にしづらく、過去視点の話ではやりたい放題できるが素材の調達が難しい。
動画にされるかは謎。
①静かな庭
四国めたんは海沿いの小さな村へと派遣される。
死んだ少女が帰って来た。
住民からそんな情報提供があったのだ。
村に到着しためたんは村長から詳しい事情を聞く。
文章でメモしておこうと思ったが長くなっちゃったので要点だけ。
・過去視点の話。母親の思念から生み出された鬼。
・かつてこの村で母娘が暮らしていた。娘が死んだ後、娘の姿をした何者かが帰って来る。
・母親は衰弱して死亡。その後も娘の世話をしていた者が亡くなったり、近隣で不審死が起こったりする。
・娘は自分の正体に無自覚。亡くなった人達に対して何かした認識はない。
・つい最近のことかと思われたが、死んだはずの娘が帰って来てから10年が経過していることが明かされる。高校進学のために村外に出る前に始末してほしいと頼まれる。
・終わり方は2つ考えている。どちらの場合でも村民たちは娘に情が湧いており、彼女を殺すことを後ろめたく思っている。
1.
彼女に会い人間ではないことを確かめると、めたんは何も告げずに一思いに手を下す。娘は何が起こったかも気づかずに息絶え、亡骸は塵に還る。
村民たちが彼女の家にやって来る。めたんは仕事が終わったことを伝え、記憶の処理を受けることを勧める。しかし彼らは忘れてはいけないことだとその申し出を断る。
静かな庭を眺め、そこで遊ぶ少女の姿を思い出しながら終わり。
2.
めたんは娘が人間ではないことを本人に告げる。彼女はその話を受け入れることはできず、田舎の迷信だと激昂する。
めたんは試してみればわかると魔槍を近づける。娘は本能的にそれを恐れ、逃げ出す。
しかし家には既に結界が張られており、敷地の外に出ることはできなかった。暴れる彼女の額には鬼の角が生えてくる。
結界の外からその様子を見つめる村民たち。娘の助けを呼ぶ声を聞きながら無言で立ち尽くす。
自分は鬼ではない、生き返ったんだと言い張る娘に、めたんは鬼の角は記号的なものだと語る。
鬼とはそういうものだと思っているから角ができる。あなたがそう思っていないならあなた以外の者がそう思っていたのだと。
娘は小さな頃を思い出す。
どんな形でも帰って来てくれて嬉しい。母はそう言っていた。
化け物だとわかっていたのだ。化け物だと思っていたのだ。
母も。村の者も。
自分の生涯が初めから人間としての生ではなかったことを悟った娘は死を受け入れる。
村民たちが見守る中、亡骸は塵に還っていく。誰も一言もしゃべらない。
良かったじゃない。めたんが口を開く。
ずっと迷惑していたんでしょう。その問いかけに村民たちは頷き同意の声を上げる。
話してると生きた心地がしなかった。子供と一緒の学校にいると思うとゾッとした。これで一安心だ。死んだあいつも浮かばれるだろう。
口々に喜びの言葉を交わすが、すぐにその声はまばらになっていった。
静かな庭をめたんが背にして終わり。
2の方が好みだが長くなるので1でサラッと終わらせるのもアリ。
②火をつけたのはあなた
四国めたんの元に春日部つむぎが訪れる。
埼玉に居た頃の友達の姉が心霊現象に悩まされているそうだった。
わざわざ自分が出向くことに消極的なめたんだったが、つむぎに頼み込まれて渋々承諾する。
めたんとつむぎは埼玉に向かい、件の彼女の部屋で詳しい事情を聞く。
ストーカーだった男が死んでからも付き纏ってきていると女は語る。男は自分の恋が実らないことを逆恨みし、女の住んでいるアパートの前で焼身自殺したそうだ。
それから毎晩2時過ぎになると「開けてくれ」という男の声が玄関から聞こえてくる。一度ドアスコープから外を覗いたら焼け焦げた肌が見えた。
女はいかに自分が苦しんできたかを涙ながらに訴え、自分はいったいどうしたらいいのかと問いかける。めたんは「死ねばいいんじゃないかしら」と冷たく告げる。
帰ろうとしためたんはつむぎに怒られる。不幸自慢が鼻についたと悪びれもしないめたん。
つむぎは仲介してくれたゆかりに電話をかけ、ゆかりの説得で何とかめたんは引き留められる。
めたんは女とともに部屋で待つ。つむぎは別のところに泊まらせて二人きり。
めたんは機嫌が悪く、男の霊への恐れとめたんへの気まずさで女は落ち着かない。
時刻は2時を回り、いつも心霊現象が起こっていた時間になる。
玄関から男の声が聞こえてくる。女は耳を塞いでうずくまる。
めたんが玄関の鍵を開け、扉を開く。全身が焼け焦げた男が立っていた。
男が部屋へと入って来る。めたんは彼を通し、腕を組んで壁に寄りかかる。
男を招き入れておきながら倒そうという素振りすら見せないめたんに女は驚愕する。
一歩ずつ自分に歩み寄ってくる男を見て、ようやく見殺しにされようとしていることに気づく。
どうして助けてくれないのかと泣く女に、自分で考えろと冷たく言い放つめたん。
肉の焦げた嫌な臭いが鼻をつき、女の名前を呼ぶしゃがれた声が聞こえる。
なんでこんな目に遭うのか。自分は何も悪くない。そう子供のように女は泣きじゃくる。
もう腕を伸ばせば届きそうな距離に男は来ている。女は手についたものを手当たり次第に投げつけながら後ずさるが、もう後がない。
めたんは動かない。誰も助けてはくれない。女はついに限界を迎えて叫ぶ。
初めから本気じゃなかったと。
ちょうど彼氏と別れたところでよく考えずにOKした。付き合ってみたら思ったよりパッとしなかったので振った。たったそれだけのことじゃないか。
立ち止まった男の口から怒りとも悲しみとも取れる嘆息が漏れる。めたんはやはり動かない。
再び歩き出した男との距離はあと一歩。女の口から消え入るような声が漏れる。
お願いします…助けてください…
焼け焦げた男の胸部からドリル状の槍先が飛び出し、黒い液体が女の体にかかる。
引き抜かれた槍の動きにつられて男は後ろへと倒れ込んだ。体がポロポロと崩れ始め塵に還っていく。
放心状態の女をめたんは不機嫌そうな顔のまま見下ろしていた。
嘘をついていたから助けてくれなかったんですね。自分が蒔いた種であって私は一方的な被害者ではありませんでした…
そう彼女は納得する。
全然違う。
めたんは呆れたように言った。
人にものを頼む時はお願いしますでしょうが。
めたんの言葉に女はぽかんと口を広げる。
ゆかりの頼み、つむぎの頼みはあったが女からは何も頼まれていない。ただ自分は悪くない、自分は苦しんでると聞いてもないことを語られただけ。
善いから助けるとか悪いから助けないとかではなく、めたんは頼まれたからやるだけ。女の話が嘘じゃないかとは思っていたがそこは別にどうでもよかったのだ。
勝手に燃え上がって勝手に燃え尽きただけでしょう。
かつて彼を捨てたことはその一言で済まされた。
それでも火をつけたのは…
女は消えていく燃え滓を見つめながら、あっという間に終わった恋人生活を思い出していた。
③人の道
四国めたんの元に見知らぬ男がやって来る。
男は仕事を頼みたいと言い、報酬額を提示する。
既に組織を離れフリーであるめたんに頼むということは、後ろめたい事情があるということだ。
めたんは少し考えたが、受けることを決める。ヤバめの案件ほど面白いものを見られるのだ。
・現在視点の話。人が呪術的に作り出した鬼。
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