2024年1月3日水曜日

東北ファミリー裏設定

東北ずん子関連の裏設定。

試しに冒頭部分を書いてみたら長くなっちゃったのでこっちに改めて書く。

果たして表に出ない物語をここまで作り込む必要があるのか。


東北ずん子

エネルギーを吸収、放出する能力。ランクはS。

能力者としての器が桁違いに大きく、日常的に保持しているエネルギーだけで街を吹っ飛ばせる。

自然蓄積される分だけではなく熱や電気のエネルギーも変換して貯蔵できるため、兵器としても資源としても狙われるようになる。

補足になるがずん子やめたんが利用しているエネルギーというのは、他の超能力者が利用しているものと同じであり、魔力や霊力あるいは生命力とも言い換えられるようなものである。

このエネルギーは天から降り注いで大地に還り、大地から湧き出て天へと昇るといった循環を繰り返している。生命体はこのエネルギーを取り込めるが、自身の肉体分しか保持できない。

能力者はコップのようなものを持ち、自分の肉体の維持以外に利用可能な余剰エネルギーを持てる。これを使って超能力を使用しているとされる。

エネルギーは時間経過で自然に貯まり、コップに入り切らなくなれば溢れる。使い切れば能力は使用できなくなるが、エネルギー操作に長けた者なら生命維持に用いられている分も使用可能。もちろんそしたら死ぬ。

あくまでこの理論は仮説であり、めたんのような一部の能力者しかエネルギーは観測できない。めたんが所属していた組織ではこの仮説を下に超能力や魔法を学術的に解明しようという動きがあった。

ずん子に話を戻すと、自然蓄積か他の生物からの抽出以外で充填不可能なエネルギーを能動的に取得可能、しかも膨大に保持できるという点からSランクを認定された。

能力自体は先天的に持っていたが余剰エネルギーを抱える必要がなかったため、超能力者としては目覚めていなかった。

雷に打たれた際、肉体の破壊を防ぐため熱と電気を変換吸収。それを受ける器が形成された。

その後は巨大な器にエネルギーが自然蓄積され続けている。

ずんだもんは心理的ストッパーあるいは制御装置に類する存在であり、エネルギーの放出にはずんだもんを介する必要がある。

攻撃方法はずんだもんの弓形態を使用したエネルギー弾。樽の底に穴を開けたら勢いよく中身が吹き出すようなものであり極めて大雑把。

強力な能力者だがそれ故に小回りが利かず、他の能力者を感知できないなどの弱点がある。

知能や身体面、精神面でも優れているが、逆に優れていない他者に対しては冷淡なところがある。

姉のイタコや妹のきりたん、友人のめたん、そら、うさぎ達のように自分が認めた相手にはどこまでも愛情を向ける。

異能とは関係なく血筋によって常人より筋密度が高い。その程度はずん子、イタコ、きりたんの順に大きく、ずん子が一族で最も強い。

そうした身体的特性もあり、最も優れた人類として選定されている。


四国めたん

エネルギーを抽出、譲渡する能力。ランクはB。

先天性の超能力者。小さい頃からエネルギーを譲渡して動植物を元気にさせていた。

自分のことを魔法使いだと思っていたが、エージェントの接触により夢を失ってしまった。冷めた目で能力を磨いた結果、エネルギー操作を自己強化という戦闘向きの使い方に昇華させる。

エネルギーの他者からの抽出、他者への譲渡は拒まれた場合は行えない。できないというよりはやらないという心理的ストッパー。

殆どの超能力者が認識できないエネルギーを観測できる、エネルギー理論の生き証人となり得る稀有な能力者。

実家の四国家が没落したことで再興の資金を貯めるためにエージェントになった。

自身の戦闘センスに加え、エネルギー観測による探知能力、エネルギー譲渡による救護能力が高く評価されている。

火力の低さを補うため魔槍「天恵のハイド」が供与されている。彼女のために作られた一点物で組織からの期待を込めたプレゼントでもある。

ずん子の元へ派遣されたのは友人としての適性、調査官としての適性に加え、格上でも倒し得るという信頼によるものである。

ずん子の捕縛命令を拒否し組織を離反してからはホームレスになる。組織とは完全に敵対してはおらず、その後も情報のやり取りは行われている。

ずん子を親友として大切に思いつつも、完璧主義が過ぎる部分に危うさを感じている。もしものときは自分が抑止力になると決めている。

エネルギー探知によってメタンハイドレートを掘り当てるという一攫千金の隠し玉がある。


東北イタコ

未登録の超能力者。推定ランクはC。

感応型の不安定な霊能力。死者の声を聞く。失せ物を探す。人の秘密がわかる。

ずん子が能力者であることに気づき、危ない真似はさせないようにしていた。雷に打たれたのは本当に想定外。

ずん子の能力に関することはめたんに任せている。ずん子に親しい友人ができたことを保護者として喜んでいる。

余談だが登録済みの超能力者は全体の6割程度と言われる。3割ぐらいは組織の予知に引っかかり、残りの3割はトラブルを起こして発覚する。他は潜伏しているか無自覚。

正体。

狐の式神を使役する能力。推定ランクはA。

式神に力の大半を持たせ亜空間に隠匿することで力量を隠していた。

熱のない青い炎を操り、空間転移を行える。

その力で妹たちを陰ながら守ろうと考えていたが、ずん子の方が強かったためパワーアップを目指し恐山に修行に向かう。

イタコがずん子よりも強くなって守るより、めたんのように一緒に助け合って戦うことを選んだ方が効果的である。

中学3年生のずん子にとって姉が突然青森へと旅立ったことは大きなストレスだった。

そういう気が回らないところは不器用な姉である。


東北きりたん

無能力者。暫定。

小さな頃はたんちゃんという妖精がいたらしい。幼児期特有の空想なのか本当に能力者なのかは不明。

姉二人も同様の存在を使役する能力者なので、彼女もそうである可能性は高い。幼少期だけ能力が使え、大きくなると力を失うケースは多い。

たんちゃんのことを掘り返されるのはきりたんにとって死ぬほど恥ずかしい。

めたん曰くひた隠しにするよりあけすけにしてしまった方が興味を持たれないとのことで、ずんだもんが不思議な存在であること、めたんが傷を治せることのみ教えられている。

二人のことは半信半疑のまま受け入れている。

イタコとずん子からは甘やかされつつも情報を制限されて育ったため、両親が家に居ない理由や自分の体質などわからないままになっていることが多い。

きりたんが同年代と比べて体重が重いことに悩んでダイエットを試みた際、初めて筋密度が高い一族であることが明かされた。

他にも何か隠し事をされてることには勘づいている。


ずんだもん

ずん子の使い魔的存在。

雷の衝撃と超能力の覚醒で突発的に生まれたためかずん子との主従関係が結ばれていない。

ずん子の抑圧された幼さを元に構築された。わがままで自分勝手、愛情に飢えている。

自分がどういった存在なのか本人もよくわかっておらず、ずんだの妖精を自称している。

東北家にペットのような扱いで居候しており、疎まれながらもそれなりに可愛がられている。人型になったのはここ最近。

能力者以外にも姿が見える。ずん子からエネルギー供給を受けずとも食事によって体を維持できるなど、他の使い魔とは異なる特性が多い。

独立した1個の存在であり、生命体に近いと評される。

イタコの式神であるNHK(ニヒルでハンサムなキツネ)からは性格的には嫌悪されつつも、その特異性から強い関心を向けられている。

ちなみにNHKはイタコから独立して自由になりたがっている。


中国うさぎ

見た者の衣服を砂に変える能力。ランクはB。

後天的な能力者。巫女としての働きを求められるようになった精神的ストレスによって覚醒する。

ぬいぐるみの「いなば」を心理的ストッパーとしている。これは覚醒前の時期、まだ厳しい修行や叱責を受けなかった頃の思い出に縋っていると言える。

一瞬で多人数を武装解除できる点が評価され、複数の勢力に狙われるようになったずん子の護衛に派遣される。

めたんのようなエージェントではないが、巫女として人助けのために超能力者絡みの依頼を受けることもある。

淀みや穢れを認識でき、除霊や土地の浄化を行える。これは巫女としての修行によって獲得した霊能力である。

幽霊に関してはイタコが強い思念を、うさぎが悪意や未練を、めたんが単なるエネルギー体を視認できる。うさぎには汚い物しか見えないため霊能力はストレスの元。

東北に派遣され、ずん子、めたん、そら達と過ごした中学時代は彼女の宝物。

本当の能力は見たものを砂に変える能力。推定ランクはS。

まだ覚醒し切っていないため衣服しか砂に変えられないだけ。暴走した場合はずん子同様人類の敵となる。

何もかも砂になってしまえばいいという彼女の想いが形を為した異能。

父親はうさぎにどこまでも厳しく、母親も父親の言いなりである。

知力、霊力ともに並外れた才能と努力を見せるが、両親からは褒められていない。うさぎが嫌いなわけではなく、ずっとそういう教育方針を受け継いできたためである。

また、エネルギーを観測できるめたんですら神の存在を知覚できなかったことが凝りになる。神社や仏閣は空気中のエネルギー濃度の高いパワースポットであるが、それだけなら温泉や滝もそうである。

自分が行っている神事や修行、それらを強いる両親に対する不信と疑念が心に積もっていく。めたんが魔法を諦めて超能力を磨いたように、うさぎも神道を超能力で解釈し始める。

巫女になるための修行が始まる前の優しかった両親の記憶が彼女を縛りつけている。「いなば」を捨て両親を見限った時に彼女は完全に覚醒する。それは暴走の一歩手前であるが。

親が一言だけでも褒めてくれたら彼女は止まれる。


九州そら

アンドロイド。宇宙空間での作業を目的としているらしく異常に頑丈。

事故によりエネルギー切れの状態で墜落したところをずん子に助けられる。それ以来ずん子のことを主として崇めるようになる。

ずん子の護衛のため、めたん、うさぎと同様に中学に転校してくる。

量産型であり、型番はMk-Ⅱ。自分のことも「まーくつー」と呼ぶ。

機械であるため人間を対象とした異能をすべて無効化できる。馬力もあり飛行能力もあるため戦闘用アンドロイドと遜色ない性能を持つ。

ずん子だけでなくイタコやきりたん、めたんやうさぎにも友好的。怒ったり嫉妬したりからかったり得意がったりと人間の子どものような振る舞いを見せる。

正体。

電子生命体。人工衛星のコンピュータに宇宙放射線がぶつかった衝撃で誕生した。

地球を回っている全ての人工衛星を支配下に置く。紛れもなく人類の脅威。

人類との共存を望んでおり、人工衛星の使用に制限はかかっていないが情報は筒抜けである。

彼女の抹消が各国で検討されているが、想定される被害が大きすぎるため手が出せずにいる。既に地球上にも侵入している可能性があるため、完全に倒すには全ての電子機器を破壊する必要がある。

整備用アンドロイドの九州そらシリーズを乗っ取り、そのうちの1機を地上に落としてずん子と接触する。

純粋な知的好奇心によるものと政府や組織からは判断されているが、本当の目的は人類の指導者の選定。国や政府が統一され人類の代表者となった者と手を結ぶことが共存の第一歩と考えている。

各国政府からは暴走した人工知能だとみなされているが、彼女自身は電子の海から生まれた最初の生命体であると主張している。

めたんは生命体にしかエネルギーを譲渡できないため、彼女なら自分が生命体であることを証明できると期待しているが、自分というのがどこにあるのかわからないため言い出せずにいる。

なおエネルギーが保持されるのは生命体というより有機物なので無機物であるそらがエネルギー譲渡を受けるのは恐らく無理。

有機生命体と対を成す無機生命体の誕生である証明はセイカの時代になっても成されていない。

ずんだジェネシス最終回ではずん子を宇宙空間に招き、正体を明かす。

反射衛星砲の開発、戦闘型九州そらシリーズの大量生産により、いつでも世界を手中に収めることができると話す。

ずん子に人類の指導者になってほしいと頼むが、断られる。

武力による統治では多くの血が流れるし、何より友人のそらがただの暴力装置のように思われるのがずん子には嫌だった。

それからずん子は長い年月をかけて統一政府の樹立を成し遂げる。

そらは彼女の死後も彼女の遺した管理形態を維持し続けるのだった。


京町セイカ

未来の世界の住人。高い遺伝レベルと身体強化のESPの持ち主。

タイムマシンによって東北ずん子17歳の時代にやってくる。

ずん子の抹殺が任務だったがそれを放棄。無目的で自堕落な生活を送る。

タイムマシンは必要エネルギーの関係で一度しか使えず、他のレジスタンスメンバーは既に収容されている。

彼らは過去に戻ったセイカがずん子を殺すことで歴史が変わり、今の自分たちの生活が変わると信じている。

セイカは世界の改変ではなく世界の分岐が起こると考えており、彼らとは根本的な思想から異なる。自分一人が過去の世界へと逃げるために彼らを利用しただけである。

未来の世界ではゲノム編集された人間が人工授精、人工培養によって生まれてくる。

遺伝レベルが高いほど知能や身体能力は高く、超能力も強力なものになる。ただ、理想形が東北ずん子であるため遺伝レベルが高いほど彼女に似てくるという弊害がある。

優良個体として生まれた者には能力相応の働きが求められる。セイカにはそれが不満であった。

人並み以上に働いたところで人並み以上の報酬を得ることもなく、特権もなく、称賛もない。働き損である。

酒やタバコ、ギャンブルといった娯楽が制限されていなかった旧時代への憧れを募らせていく。

そんな折、レジスタンスの勧誘を受けタイムマシンに可能性を見出す。

未来では人間は標準的に超能力を持ち、それらはESPと呼ばれる。

身体強化のESPはそこまで強力なものではないが、東北ずん子の腹心であった四国めたんが同様の力で輝かしい戦歴を残したため過大評価されている。

セイカは自分の能力があんまり強くないことは自覚している。

未来の世界はコンピュータに支配されたディストピアであるが幸福度は高い。

能力不相応な厚遇を望む者や能力相応の労働を拒む者には暮らしにくい。



以上。ずんだジェネシスの設定集。

「大都会」のメンバーまでは書かない。戦ったけど殺し合ってはいないとだけ書いとく。

一応他に未登録の能力者として、アリアル、ミリアル、ついなが居る。

アリアル、ミリアルは魔術師系の能力者。異能があるわけではないがエネルギーの器があり、儀式や呪文によってそれを利用できる。

ついなは霊や妖怪のようなエネルギー体を捕食できる。生身の肉体とエネルギー体のハーフのような存在で半分くらい人間じゃない。

超能力、魔術、霊能力が全て同一のエネルギーを利用しているというエネルギー理論。

それにおいて幽霊は肉体を維持するために用いられていたエネルギーの残渣とされる。イタコのように思念まで読み取れる者、うさぎのように穢れや淀みとして視認できる者、めたんのようにエネルギー体として観測できる者が居る。

だがこれもピンキリで、場所や条件によってはっきり見えたり見えなかったりする。怪異化して実体を持つと生きた人間を攻撃できるようになるが、逆に生きた人間側からも攻撃できるようになる。

妖怪、魔物、精霊と呼ばれる者たち。エネルギーの滞留部分から発生した存在。発生要因は様々で、人間の感情として溢れ出た微弱なエネルギーが集まった際によく発生する。

長い年月を過ごすと自由に実体化したり異能のようなものを発現させたりする。中には人間の振りをして社会生活を送る者も居る。

彼らは生や死とはかけ離れた存在であり、集合する、発散するという形式をとるエネルギー体である。何かに封印したり発散させてから土地を浄化して集合を防いだりして倒す。

ついなによる捕食、ずん子による吸収を受けた場合はその限りではない。

魔術に関して、幼少期のめたんは諦めてしまったが存在自体は確認されている。

超能力者は自分の異能でしかエネルギーを使用できないが、魔術師は魔術によって自身のエネルギーを使用できる。

超能力者ならば火を生み出す異能の持ち主しか火を生み出せないが、魔術師は火を生み出す魔術を習得すれば誰でも火を生み出せる。

超能力者であれば理論上魔術を行使することは可能なはずだがこれまで魔術を習得した超能力者はいない。魔術師の血筋であることが条件であると推定されている。

逆のパターンは認められており、超能力者における異能に近い固有魔力が存在している。これはその人にしか使用できない魔術であり他の魔術師には習得できない。

霊能力に関して、イタコが先天的に、うさぎが後天的に獲得したもの。

ランクCの超能力として認められている。その程度は様々で定義は曖昧である。

霊媒師や巫女が持ち、修行によって自ら獲得可能な力であるとされるが、元々素質のある人間を選別しただけという指摘もある。

霊能力者の組合と超能力者の組織は仲は悪いが協力し合っている。

札による封印や土地の浄化の儀式など、なぜそうなるのかはわからないが確かにそうなるという技術がある。この技術は霊能力者なら誰でも習得可能であるため、やはり超能力者の異能とは別物だと考えられている。

ちなみに未来の世界では魔術も霊能力もロストテクノロジー。エネルギー体も専用の武器で吸引されて資源にされている。まだ隠れ住んでいるエネルギー体が居るかは不明。

神に関して。

神霊と呼ばれる精霊の一種が存在する。土地や建物、あるいは代行者などの依代を持ち、人々から向けられる信仰によって力を増す。全ての神社に存在する訳では無い。

自然発生した精霊が信仰を糧とするようになったのか、信仰が向けられることで発生し人々を助けるようになったのかその順序は定かでない。

定義上妖怪や魔物と同じエネルギー体だが同一視すると逆鱗に触れる可能性が高い。

神霊が神社や巫女に霊力を分け与えているわけではないため、うさぎが考えるような神様ではなかった。うさぎの実家の神社にも神霊はいない。


筆始め

いつも帰省中は色々ブログを書き進めてましたが今年は何にも書いてません。なので筆始めです。 昔のカードを引っ張り出して遊んでました。あと普通にダラダラしてた。 そのまま休み気分を引きずってモチベが上がりませんでしたが一応動画を一本作れました。日常系小ネタ集ていう5分くらいの軽いギャ...