動画制作が進まないので気分転換にメモ。
補遺の進捗が完全に止まってる。やはり難物であるこのシリーズ。
いったん置いといて少し手を動かす。
私の動画シリーズでは初期設定にも関わらず全然触れられていないものが幾つかある。
それらをメモしておこうと思う。
・あかりの両親
あかりの両親は昨年亡くなっており、親戚の家に引き取られる形でこの町に越してきている。
あかりの補遺で掘り下げられる予定だが、その事実をどこまでの人間が知っていることにするかは未定。
結月ゆかり、教師の桜乃そらは知っている。茜、葵、マキは知っているかは未定。それ以外の人は知らない。
あかりは特に秘密にしているわけではないが公言するようなことでもないので黙っている。
基本的に触れられることは無い話だが、その関係であかりが「親の顔を見てみたい」「親の顔より見た」みたいな慣用句を発したら変な空気が流れそう。
本人が気にしてるわけではないが設定上あかりちゃんの周囲、またマキの周囲において親の話題はなかなかセンシティブであることは動画を作る上で忘れないでおきたい。
・茜の関西弁
茜が関西弁話者であることの理由、つまり琴葉姉妹の身の上について。
いつだかブログでちょろっと書いたが茜の関西弁は父親譲りのもので、関西圏で暮らしたことがあるわけではない。
キャラづけのために関西弁を話しており、真剣に話してるときは標準語に近くなる。
いつか関西しのびと話す機会ができた時、サラッとエセ関西弁であることをカミングアウトしてもらおうと思う。
ついなちゃんも標準語で話しているため本物の関西弁キャラは現状いない。
・ずん子の超人体質
ずん子は生まれつき身体能力が異常に高い体質である。
ずん子の強さに関しては冗談のように触れられることはあったが、ほとんどの人はガチで人間離れした強さであるとは思っていない。
昔『鬼切丸』って漫画で見た話なんですが、ある所に病に犯された少年が居ましてね。
生死の境を彷徨った後に奇跡的に復活、幼馴染の少女の待つ学校にも通えるようになる。
ですが段々あまりにも元気過ぎるということで気味悪がられていくんです。
強すぎるんですよ。本当は人間じゃなくなって鬼に堕ちてしまっているから。
そんな周囲の態度に苛立って、ある日窓ガラスを叩き割って教室から飛び出すんですが、その時の描写がよく印象に残ってます。
幼馴染の少女だけは彼のことを心配するんですが、他の人はもはや怯えています。
窓ガラスだけならわかるが、窓枠までへし折っている。それなのにあいつは傷一つない。
これちょっとやりたくなっちゃうんですよね。ずん子さんがこんな感じで窓枠へし折ったり壁をぶち抜いたりしちゃって、これまで強者に対する羨ましさや疎ましさだったのが怪物に対する恐れに変わっちゃう瞬間。
ずん子さんはそんな時何もできないと思うんですよね。めたんちゃんだったらこれぞ武の極致よとかドヤ顔で言って空気を変えれるでしょうが。
守り導くべき対象である民衆から恐怖を向けられた時がずん子さんのターニングポイントになりそうなのでそう易々とは切れない展開ですが。
ずん子さんが強すぎること、重すぎることはまぁ当分の間はギャグで済む範囲でしか開示されないはずです。
ついでなんでネタバレしてしまいますが、その後鬼としての力を抑えきれなくなった少年は偶発的に幼馴染の少女を殺めてしまいます。
後悔と自責の念に苛まれながら、少女の亡骸を抱き締め一人待ち続ける。
同族殺しを天命とし、名前は無く、頭に生えない角の代わりに一振りの刀を携えた鬼。
『鬼切丸』を。
やっと現れた鬼切丸を前にし、かつて少年だった鬼は涙をこぼしながら襲い掛かる。
どうしてもっと早くに来てくれなかったのかと。
斬り伏せられ、崩れ始める鬼の体は徐々に人だった頃の体へと変わっていく。
痩せ細り、立って歩くことすらままならないあの体。
なんでかっこ悪いと思ったんだろう。病魔に侵されながらもこんなにも懸命に戦っている。
ああ、かっこいいぜ。
少年の最後の言葉に鬼切丸はそう返した。
て感じだったと思います。『鬼切丸』個人的名作回の一つです。
他には嘘吐鬼、双子の鬼、あと葛葉さんとかが印象に残ってます。
久々に見返してみようかしら。
てところで今日は終わります。なんか最後だいぶ脱線しちゃった。
長文駄文失礼しました。