前回のブログではまあまあ怒られた。というより窘められたので、少し日を置いてもう一度振り返ってみます。
言い方が悪し様すぎるというのはごもっともで、文で金を稼ごうとしてる人間が使う言葉ではありませんでした。
まだ見ているかはわかりませんが一応謝っておきます。すいませんでした。
私自身あれほど中傷を受けたのは初めてのことで、かなり冷静さを欠いていました。
ですがまあ内容に関しては譲る気はありません。選民思想についても否定はしません。
チャンネル運営について真剣に考えるなら、視聴者は必ずどこかのタイミングでふるいにかけなければなりません。そのとき測りとなるのはチャンネルへの好感度ではなく、動画内容の理解度、最低限理性的であるかです。
特定の単語や論調に反応して話の流れを見失ったり、話がわからないまま自分の結論を信じ込んだりする人たちはチャンネル運営においては危険因子です。私のように捻った言い方、あるいはひねくれた言い方を強みとするチャンネルにとっては特に。
ファンはチャンネルを応援してくれるし、アンチも時に有用な批判を行います。ですがそれはこちらの主張を理解した上での反応である場合です。
話が通じないまま生じた感情は正負に関わらず危険です。真実を伝える者として信奉されても、陰謀論者として非難されても、こちらとしてはただただリスクです。
本来であれば動画を作成する段階で、サムネやタイトルによってある程度視聴者を選別するべきでした。実際これまでそうしていました。
ですが今回メッセージ性を重視し過ぎた結果、不安や反感を持たれるような動画になってしまったことが反省点だと考えております。
動画を作成する段階でもっと色々な事に気を配るべきでした。功を焦ってるのかもしれません。
いや、焦ってますね。正直かなり焦ってます。
この1、2ヶ月でかなりの数のチャンネルに登録者数や再生数で水をあけられています。大してこちらの伸び率は良く言えば堅実、悪く言えばパッとしません。
今の登録者数は2600人、上位層は1~3万人、中堅層は1000~9000人と言った所です。恐らくこの業界は今後更に拡大します。
まだ発展途上の市場の中核に陣取れているのはかなりのチャンスですが、逆に言えばここで転落したら浮上は困難を極めます。
既に成熟したゆっくり市場に目を向ければわかりますが、上位層10~50万人、中堅層1~9万人でもう動画が飽和してしまっています。登録者数1万人未満のチャンネルの動画が人目に触れるかはほぼ運です。
私もそうですが多くの視聴者は皆が見ている動画を好んで視聴します。そういう動画は当然面白いですし、逆にそうではない動画には多くの地雷が存在します。上位・中堅の動画で視聴者が満足してしまえば、下位の動画はそもそも見られません。
その時指標になるのが再生数、登録者数です。ゆっくりで言えば、どちらも1万以上が足切りラインだと考えています。このラインを超えられなければ勝負の土俵に立てません。
今のボイスロイド界隈。ボイスロイド界隈という呼び方はもう適切ではありませんね。ボイスボックス界隈です。もうYoutubeにおいてはボイスロイド界隈はボイスボックス界隈の一部です。
この界隈の今の足切りラインは1000再生だと思います。登録者数はあまり関係ありません。インプレッション数の増加で急拡大した業界ですので、画面に表示された段階でクリックされるかが勝負です。
ですが今後市場が成長していけば、チャンネル登録者数で足切りが行われる段階が必ず訪れます。それはたぶん1万人規模のチャンネルが10万人規模へ、1000人規模のチャンネルが1万人規模へ成長した時です。その時私のチャンネルも1万人規模へ成長しておく必要があります。
成長の速度が速いです。間違いなく私のチャンネルの成長速度より遥かに。
何か手を打たなければなりません。一気に登録者を獲得するような有効打を。
そんなもの思いつくわけがありません。
解説、実況に手を出そうとしたのは、とりあえず頭数を揃えないといけないと思ったからです。劇場しか見ない層、解説しか見ない層、実況しか見ない層で視聴者が分断されて再生数が不安定になったとしても、登録者数の足切りラインを超えるのが最優先だと思いました。
そうであれば多少誤解を受けたり中傷を受けたりしながらでも、他の人が触れないようなテーマに他の人が真似できないようなやり方で切り込んでいくべきです。
そうなのですが…
私は生来臆病な性格です。急拡大しなければならないという危機感もありますが、急拡大することへの危機感もあります。
解説・考察系の動画はまあまあ荒れています。低評価も劇場をやってた時より多いですし、一線を超えて非表示にしたコメントも存在します。
ここでリスクを背負えない人間が成功できるかという想いもありますが、動画の出来としてどうか以上のことをもっと想定してから行動すべきだったのでないかという後悔が大きいです。
ゆっくり業者問題について語ったことに問題意識からの提言以上の意図はありません。ですが数字を取ろうと思ったときに、私自身冷静でいられないような問題に取り組むべきではなかったと思います。
じゃあどんなことをやればいいのかと言ったら、わかりませんけどね。
視聴者の選定なんか後回しにして再生数が取れそうな動画をつくるか。再生数が取れたからと言ってそれが登録者数に結びつくのか。数字を意識するあまり動画に悪意が入ってないか。その悪意が伝わって視聴者がむしろ離れていくのではないか。
それらの問いに対して何も答えを用意できません。
誰に聞いたって答えがわからないようなこと全部自分で考えて行動していかなければなりません。
それがこんなに苦しいことだってことを初めて知りました。
自分の人生を生きるのってこんなに苦しいことだったんですね。
一度ゆっくり考える時間を取りたいところですが、動画投稿に空白を入れていいような時期でもありませんね。
長文駄文失礼しました。
個人的に、「陰謀論」のように受け止められたのは、単純に内容の説得力の問題なような気がします。「Googleがゆっくりを標的にしている」ということも「ゆっくりを標的にしたのはテロ対策が目的だ」というのも、あくまで「そう考えたら話は合う」というだけで明確な論拠に欠けていると思われました。
返信削除今までのスクロール動画対策の手法からゆっくり動画を狙い撃ちするようにGoogleが恣意的に基準を変えたこと自体がゆっくりを標的にしていることの論拠だ、と言っていますが、AIの審査が変化したからといってそれが必ずしもゆっくりを狙い撃ちにする目的で生じたのか、ある目的で行ったAIの設計の調整が結果的にゆっくりを潰すことになったのかわかりません。計算コスト最適化のためなのか、新AI技術の導入のためなのか、全体での分類精度改善のためか、どんな目的で修正が加えられたかわかりません。個人的には合成音声を弾いたというより、今までは映像の冗長性のみに着目していたのが、音声や話者の情報の冗長性も考慮するようになったといった機能改善の結果な気がします。AIの調整って結構面倒で画像認識AIが黒人差別をする、とかも問題になりがちだったので、AIが合成音声差別をしてもおかしいとは思いません。
ただまあそれも一つの可能性で、個人的に現状の情報だとYoutubeの意図とかは色々可能性があって断定は難しいと思っています。
吐落さんの主張も可能性の一つとしてはありえるかと思いますが、あくまで個人的な仮説以上のものとは感じませんでした。それを確実なもののように語ったため、そして不安を煽るようなフレーバー演出をしたため結果として「トンデモ論/陰謀論」のように受け止められてしまうのではないかと思いました。