あれから「ゆっくり解説業者問題」について解説と考察を投稿。
以下その振り返り。
まず数字の話をする。
解説は非常に伸びが良く、高評価数も多かった。この問題を再燃させるほどの力はないが、チャンネルとしては好手であったと言える。会話形式の解説にしたことへの不満も見えなかった。
考察はアナリティクスが喜んでた。再生数自体の伸びは大したことないが、インプレッションのクリック率が普段の視聴者層、非視聴者層ともに高かったらしく、インプレッション数増やしておきますねって言ってた。こいつこんな相棒みたいな雰囲気でアドバイスしてくるのかって思った。
数字的には好感触。いずれこの問題が再び注目を集めた時への布石に成り得るか。でもこの問題が再燃した時ってたぶん火が燃え広がった時だから、置きボムになる可能性もある。
次に視聴者の話。
解説はまあ概ね良しといったところ。いまいち問題の本質がわかっていない人も散見されたが、高評価数的にたぶん大半はわかっていると思う。というかこの形式の解説ですら内容が伝わらないなら打つ手がない。
あとスパムが増えた。解説とタイトルに入れるだけで湧くというのが発見。全財産くれる人がこんなにいるのは笑う。
考察が問題だった。明らかに動画内容を理解できていない人が長文コメを打ってきたし、普段の視聴者にも「陰謀論かよ…(引)」みたいなコメが見られた。正直視聴者のことを買い被っていたかもしれない。
動画の内容としては「Youtube側からはこういうリスクが考えられるよ」って話であり、それを陰謀論めかして視聴者の不安をあおるようなスタイルにした真意は、「Youtube側からはこういうリスクが考えられ、それを理由にゆっくり解説を規制しようとしてるかもしれないのに、ただゆっくり解説を規制しないでって運営に伝えても意味がないんじゃないか」って問題提起だ。
わざわざ劇場チックに仕立てた真意まで伝わらない可能性は考えたが、そもそも動画内容すら伝わらないのは完全に想定外だった。
私からはどう考えてもYoutube側から見たリスクの話をして、そのリスクが大きすぎるから規制に踏み切ったんだろうって内容にしか見えないが、ゆっくり解説業者がテロ組織なわけがない、テロ組織を規制したいならゆっくり解説だけを規制するわけがないみたいな主張が見られた。
いや私だってYoutubeだってさすがに無いだろうとは思ってるよ。本気で考えてたらこんな悠長にしてるわけないじゃん。でも万一のことを考えたら対策せざるを得ないよねって話だろ。
真意まできちんと伝わっている人も居たから動画自体には問題が無かったんだと思うけど、ぶっちゃけこのレベルの理解力もない人たちをどうすればいいのかわからない。これは業者もゆっくり解説なんてネットの面白情報紹介で十分かって思うわ。
しかしそれはまあ一部の話。コメントの方が投稿者にとってインパクトが大きいから目に付くだけで、多くの視聴者はちゃんとわかってると信じてる。再生数1500で高評価数130くらいついてるしね。
ただやっぱりYoutubeチャンネルの主な支持者って、動画が投稿されたらとりあえず見に来て、たまに高評価押して帰ってく無口な視聴者だし、彼らの反応がわからないのは難しいところだなって思った。
まあ愚痴はこんなところで、まとめると数字を取る手応えは感じた。けど、本当に引き込みたかったゆっくり解説を守りたいって思ってる視聴者がどれほどいるのかって不安も感じる。
赤文字黒背景サムネで業者を叩けばもう少し数字が取れそうだけど、視聴者の下限を引き下げるだけになりそうな恐れもある。いったんこの問題はクールタイムを置く予定。
おまけに一つ気になったトピックを添えておく。
Youtubeが企業や視聴者のクレームを気にしてゆっくり解説を規制した可能性。
何というか、一般感覚的にあり得なくないかって思った。
企業がクレームを入れた場合だけど、いや具体的にどこの企業がどういう経緯でグーグルに意見できるんだって思う。ゆっくり解説で一時期企業叩きが流行ったけど、それで叩かれたのってセブンイレブン、いきなりステーキ、令和納豆とかじゃん。そりゃ日本の視聴者層に訴えかけるんなら日本の庶民向けの企業を叩くわな。
それで彼らにグーグルを動かす程の力があるかってなったら、もちろんある訳ないわけで。ていうかそもそもゆっくり解説で叩かれたくらいで、じゃあやめるかってなる視聴者がどれほど居るか、そんな少数の消費者のためにクレーム入れる企業がどれほど居るかって話になる。
そもそもグーグル側と広告を出す企業だったら、企業の方が立場が弱いじゃん。グーグルに広告出すのやめて代わりにどこに出すんだってことだよ。ていうかアメリカ資本の企業じゃない時点で発言権もないだろ。
まあ他にも企業叩きは顔出しYoutuber勢でも行われていることだし、そもそもYoutubeで叩かれたくらいで企業本体までダメージ行くことがまずないから、クレームがまともに取り扱われるか以前にクレームがあるのかって疑問がある。
次に視聴者がクレームを入れた場合。
これはまあ母数を考えればあり得ないだろって思う。低評価とか通報とかのこと言ってるんだと思うけど、そんなのYoutube全体でとんでもない量あるわけで、それこそ運営が処理しきれるわけがない。
規制された前例、白文字黒背景サムネのスクロール動画。これはさすがに相当数行っただろうし、満場一致でクソ動画だから規制されるのは当然。ゆっくり解説はこれの巻き添えを食っただけって認識を忘れてる人が居る。そうじゃなきゃ再審査は通らない。
何より業者のゆっくり解説が優良コンテンツであるという事実を受け入れてほしい。サムネで釣って不満だけ残してたクソ動画とは違う。投稿数、投稿頻度、再生数、高評価数、登録者数、全て高水準のチャンネルだ。
業者に嫌悪感を持ってるのは古株連中だけだし、その中で低評価や通報などの行動を起こしてる人は更に少ない。そんな少数の意見でグーグルがわざわざ規制に乗り出すわけがない。
論理的に考えたら可能性低いよねって話。
だけど本当に気になったのはそこじゃなくて、グーグルがテロ対策のために不透明な資金の流れを断ったのと、グーグルが企業や視聴者の苦情を受けて広告を外したの。
この二つを比べた時に後者の方が現実的だと考える人が居るんだってことが気になった。
私が持っている一般感覚だと前者の方が妥当だとみなされるんだけど、他の人にとってはそうじゃないのかって思った。
さて一般感覚を欠いた一般人はどっちでしょうね。
てのを後々の話のタネに残して終わりましょう。
長文駄文失礼しました。
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