東北ずん子周りは固めたので他のもついでに。
こっちは動画に出るかもしれないけどまだ仮決めなので採用されるかは未定。
桜乃そら
27歳。確定ではないがセイカよりは上。
高校時代はバレー部。大学では演劇サークルに所属。
卒業後は教員に。バレー部の顧問を担当。
担任するクラスの生徒、結月ゆかりに頼まれ演劇部の顧問を掛け持ち。
ゆかりのことはやや心配だが茜を初め多くの友人に囲まれるようになってからは安心して見守っている。
高校に不法侵入してきたセイカを流れで居候させるようになる。同居自体は認めているがセイカの生活が不規則なことが悩み。
生徒想いではあるが生徒と必要以上に仲良くなろうとはしない優秀な教員。
月読アイ
演劇部のOB。年齢不詳。
演劇部が廃部になったのは10年以上前なのでそれ以前に在籍。
数年振りに演劇部が創部されたことを知り訪ねてくる。
セイカと違いきちんとアポイントをとっていたが、見た目が明らかに幼児なので制止される。
体が成長しない体質なのかある程度まで成長すると若返り始める体質なのかは未定。後者の場合は老化と若返りのサイクルを繰り返して永遠に生きそう。
自分のことはあまり語らず、当時の活動や現在の職業なども不明。
旧演劇部が廃部になる前の記録を元に当時起こった事件を推理。ゆかり達が彼女の秘密に迫る劇場版を構想している。
伊織弓鶴
つむぎ達が通う私立高校の1年生。
親元を離れて一人暮らしをしており、従姉妹の琴葉姉妹が時々様子を見に来る。
複数のブログやチャンネルを運営しており、それなりの収入がある。
自由な生き方を求めており、家族や学校にも縛られるのを嫌がる。
人生に退屈さを感じていたが、ついなと鬼の戦闘を目撃したことでそっちの世界に興味を持っていく。
ついなを自宅に連れ込んでいたことが琴葉姉妹にバレて信用を失う。
如月ついな
中学2年生。リリンやつくよみの同級生。
私生児で無戸籍者。小学校に上がる年齢になる前に山中に置き去りにされる。
飢餓状態に陥った際に能力者として覚醒。エネルギー体を捕食する異能を手にする。
その後は自然発生する妖魔を喰らって命をつなぐ。中でも鬼と呼称される人型の妖魔を好んで捕食する。
鬼は知性を持つ者も多い高次エネルギー体であり、捕食した際のエネルギー効率が高いだけでなく、彼らが持っていた知識や技術を奪えるという利点がある。
長く京都近郊の山中で過ごしていたが、獲物を狩り尽くしたことで人里に近づき目撃情報が増加する。
ついなはもはや人の心も人の姿も残してはいなかったが、人間を見ると怯えたように逃げ出した。
調査にやってきた槍を持った超能力者に発見され、戦闘になったことで手傷を負い逃亡する。
山中に身を潜め瀕死の状態であったが、噂を聞きつけて物見に来ていた後鬼に助けられる。
保護された後は後鬼により戸籍を偽造され養子となり、人間社会に復帰するための教育を受ける。
捕食対象である後鬼との生活は彼女にとって耐え難いものだったが、徐々に自我を取り戻し中学からは学校に通い出す。
中学ではほとんど馴染めていない。
エネルギー体を捕食せずとも通常の食事で生きられるが、慢性的な飢餓感に苛まれる。
妖魔を見るとつい捕まえて口に運んでしまう悪食が治らない。恩人だと頭では理解している後鬼に対しても捕食衝動がある。
森で鬼を狩り、喰らっているところを伊織に目撃される。後鬼にまだ鬼を喰らっていることがバレるのを恐れ、伊織の好奇心に付き合うようになる。
人間全般に対して拭い切れない恐怖心がある。
後鬼
1000年以上生きた鬼。
普段は高校の女教師として生活している。姓は如月。
人型の妖魔の噂を聞きつけ、話が通じる同胞であったら教えを施そうと立ち寄る。
ついなを一目見た時にかつての主、役小角の末裔であると気づく。
多大な恩を受けておきながら子々孫々まで守り続けなかったことを恥じ、後悔と自責の念に駆られる。
以降はついなを主とし、生活全般を支えるようになる。
ついなに捕食衝動を向けられていることに関しては、自分が食べられることで1000年の知識と技術を渡せるならそれも一つの手と考えている。
リリン
中学2年生。ついなやつくよみのクラスメート。
金持ちのお嬢様。話し方や態度がメスガキっぽい。
孤立しているついなに積極的に話しかけ、学校生活をサポートしているが心を開いてはもらえていない。
魍鬼と呼ばれる人間の陰の気に群がる卑小な妖魔がおり、大抵の人間は数匹から数十匹体内に飼っている。リリンは陰の気が極端に少なく魍鬼がいないため、ついなの食欲が刺激されず付き合いやすい。
悪意を向けられることも悪意を向けることもなく生きてきた本物の善人であり、あえて悪く言えば頭空っぽのお花畑である。
その健全さがついなにとっては毒であり、つくよみにとっては薬である。
つくよみちゃん
中学2年生。ついなやリリンのクラスメート。
人間の振りをして社会で暮らす人外。妖怪や魔物よりは精霊に近い。夢前月夜を名乗る。
人間の願いを叶えることを存在理由としていたが、年を経て自我が強まったことで自分の役目に疑問を持つようになる。
良い願い、悪い願い、好きな人間、嫌いな人間といった区分を持ち始め、誰のどんな願いを叶えるか自分で選ぶことを決める。
その後は各地を放浪し気に入った者の願いを叶えるようになる。
リリンの友達になってほしいという願いに応え、中学に転校してくる。なおリリンは普通の少女だと思っている。
転校初日から天敵のような鬼娘と出会いビビり散らかす。通常つくよみのようなエネルギー体は死とは無縁だがついなに捕食された場合はそのまま消滅する。
リリンとの楽しい学校生活を送るため、ついなには必死で正体を隠している。
肉体年齢を自由に変えることができ、成人状態では夢前月夜の姉として振る舞う。
アリアル、ミリアル
魔術師系の能力者。
アリアルの方がエネルギーの器は大きいがほとんど同程度。戦闘力としてはうさぎよりは強くめたんよりは弱いくらい。ただ魔術師なのでやり方次第。
特に悲惨な過去はなく、元々いた場所が暮らしにくくなったため移住してきただけ。
エネルギー体に関して。
妖怪、魔物は文化圏の違いによる呼称の違いであり、ほぼ同一のものである。妖魔、化け物、怪物といった呼び方もある。
精霊はそれらより純度の高い存在とされ、信仰の対象となることもある。幼体を妖精、神格を得たものを神霊と呼ぶ。
付喪神や祟り神など、区分が曖昧なものも多い。
一般に妖魔が人間の陰の気を好み、精霊が陽の気を好むとされる。人を襲うかを区別点とする思想もあるが、人を襲わない妖魔、人を供物とする精霊も居るため定義としては不十分。
人間に対しては精神エネルギーを吸収する、肉体ごと取り込むなどの方法で捕食者対被捕食者の関係にある。ついなの場合は捕食者対捕食者となる。
能力者ではない人間もエネルギーを肉体分保持し、精神エネルギーとして漏出させている。もちろん超能力者や魔術師などエネルギーの器を持つ者の方が食料としては魅力的。
精神エネルギーに関して。
強い感情を抱いた際に肉体を維持しているエネルギーが漏出したもの。あるいは肉体が死滅した時に残るエネルギー残渣。
正負の区分があり、負のエネルギーは怒りや悲しみ、正のエネルギーは喜びや信仰心など。陰陽の気と同じ意味。
精霊の純度が高いというのはこうした人間由来の精神エネルギーと天然由来の自然エネルギーの比率が極端という意味である。人工100%あるいは天然100%に近い。
精神エネルギーに残った人間の意識や記憶が妖魔や精霊に反映されることもある。これを死後エネルギー体に転じたと言っていいのかは連続性の観点から議論が続けられている。
実体化と霊体化に関して。
エネルギー体は基本的に霊体であり、一部の能力者にしか視認できない。この状態では封印や土地の浄化でしか倒すことができないが、逆に霊体側も攻撃はできない。なお霊体化した状態でも霊障と言われる肉体的不調を受ける場合もある。
実体化するとお互いに物理的な攻撃が可能となる。力を増したことで常に実体化している場合や特定の条件を満たしたときのみ実体化している場合がある。実体を破壊されると霊体に戻るのではなくエネルギーが霧散する。その後は封印や土地の浄化で復活を防げる。
実体化できない低次エネルギー体から実体化と霊体化を自由に切り替えられる高次エネルギー体まで幅広く存在する。実体化の多くはそれっぽい形をしているだけだが後鬼やつくよみのように肉体機能まで完璧に作り出している者も居る。
エネルギー残渣である幽霊も同様の働きがあり、幽霊における実体化は怪異化と呼ばれる。怪異化が起こると多くの場合人格を失いそのまま妖魔となる。幽霊がそのまま精霊へと転じる可能性もあるが、故人の精神エネルギーを元にした精霊と見分けがつかない問題がある。
死後のエネルギー残渣すなわち幽霊から精霊となった場合は、幽霊と生前の人間の同一性を認めるならであるが故人が精霊になったと言える。自然発生した精霊が故人の精神エネルギーを取り込み記憶や人格を受け継いだならば、それは自分のことを故人だと思い込んだ精霊となる。
この部分を明確にしようと行われた聞き取り調査により、人間に友好的だった神霊の精神崩壊と暴走を招き死傷者が出た。以後同様の調査や考察は禁止されている。
長編は伸びにくい。伸びるためにやっている訳ではないのかもしれませんが伸びた方がそれは嬉しいでしょう。それは承知の上でやはり補遺の続きが読みたい。楽しみにしております。
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