2024年10月1日火曜日

長編用脚本下書き

①Replace

高校2年生に進級し新しくなったクラスで、結月ゆかりと琴葉葵は出会う。

徐々に打ち解けていき、互いの境遇を語る二人。

ゆかりの家は父は仕事でほとんど帰らず、母は過干渉でいつもヒステリーを起こしていた。

葵の家は母は姉を連れて出て行き、父は酒浸りでいつも酔って暴れていた。

二人は互いの境遇に同情しながらも、内心では自分の方がより不幸だと思っていた。

ある日、打ち捨てられた古びた神社を見つける。

同時に鳥居に触れた時、眩暈がして倒れ込む。

気づくと二人の体は入れ替わっていた。

不思議な出来事に戸惑いながらも、元に戻る方法がわからずに二人はそのまま相手の家に帰る。

葵はゆかりの家でゆかりの母に会い、聞いていた印象とは違うと思った。

葵は初めて親に心配されたことに喜び、この家で暮らしたいと考え始めていた。

一方、ゆかりも葵の家で葵の父に会い、聞いていた印象とは違うと思った。

ゆかりは親に相手にされない状況を喜び、この家で暮らしたいと考え始めていた。

翌日、葵とゆかりは暫くこのままでもいいかと語り合うのだった。


ピースが正しく嵌ったかのように二人の生活は好転していった。

従順で家族思いな葵の前ではゆかりの母がヒステリーを起こすことは無かった。

葵にとってゆかりの母は愛情深く心優しい母親だった。

葵は裕福な家庭での暮らしを満喫し、幸せな日々を送っていた。

ゆかりは葵とは異なり、父と対話することを選んでいた。

泣いて怯えてばかりの葵とは違い、理詰めでぶつかってくるゆかりに葵の父は苛立ちながらも心を開いていった。

ゆかりにとって葵の父は男手一つで娘を育てる立派な父親だった。

葵の父が酒を飲んで暴れることは無くなっていった。

二人は今の状況を神様の思し召しだと感謝する。

生まれる家を間違えていたのが本来あるべき形に戻ったのだと。

しかしちょうど一週間後、二人は再び入れ替わる。

取り乱す葵に、ゆかりは神社の効力は1週間だけなのだろうと推測を語る。

それから二人は毎週この場所にやってきて入れ替わりを続けることを約束する。


【続き】

なんか久々で書き方がよくわかんなくなったので雑に続きを。

まず前提知識として二人の家庭環境。

ゆかりの家は母親が鬱陶しい。父親はほとんど帰って来ないが、稼ぎは多く生活には不自由ない。葵が入れ替わったことで母親との仲は良くなる。

葵の家は父親が恐ろしい。母親は幼い頃姉を連れて出て行ってしまい、貧乏な暮らし。ゆかりが入れ替わったことで父親との仲は良くなる。

ゆかりにとって母親は鬱陶しい存在だった。自分を束縛し、思い通りに動かすことでしか悦びを見出せない惨めな人間。

夫が仕事ばかりで自分たちに構わないことへの寂しさ、その中で娘を立派に育てなければという重圧は葵にしかわかっていない。

葵にとって父親は恐ろしい存在だった。酔って暴れ、か弱い自分を怯えさせても意に介さない粗暴な人間。

別れた妻ともう一人の娘への未練、その中で娘を育て養育費も稼がなければという重圧はゆかりにしかわかっていない。

葵の方が感情的でゆかりの方が即物的だった。それが上手く嵌る。

葵はゆかりの母に共感し愛情を向けるようになる。ゆかりは葵の父を理解し尊敬を向けるようになる。

それが物語の前半。

後半では入れ替わりの時間制限が判明し、二人は入れ替わりを続けるための約束を交わす。

これが守られなかったことが転機となる。

守られなかった場合、即座に二人は元の体に意識が戻る。

せっかく改善された関係に綻びを生じさせ、互いに不満が募る。

それでも入れ替わり生活を続ける中、神社の掃除に来た巫女から同じようにこの場所に通っていた二人の人物がいることを知る。

その人たちについて調べた結果、入れ替わりを恒久的なものにする方法に察しがつく。

入れ替わり中にどちらかが死ねばいいのだ。そしたらもう戻れなくなる。

相手が約束を破れば今の生活を失うことになる。ならばいっそその前に…

二人の目には殺意の炎が灯り始めるのだった。


②潮の音

結月ゆかりは故郷の町へ帰って来ていた。

数年前に父が亡くなり、先日母も亡くなった。ゆかりはこれで天涯孤独の身の上となった。

感情を押し殺し、自分を諦めて生きてきたゆかりの耳には絶えず潮の音が響いていた。

眼前に広がる海の潮騒ではなく、人生の潮時を告げる音色だ。

両親を失い、友人も無く、当然恋人もいない。もはや耐えて生き続ける理由も無かった。

このまま海へ歩みを進めて終わらせてしまおうかと思った時、背後の気配に気づく。

立っていたのはどこか見覚えのある少女。紫の髪と暗い瞳、かつての自分の姿であった。

ゆかりは10年前にタイムスリップしていた。


【続き】

ゆかりは過去の自分にアドバイスを送る。

昔の自分が聞き入れるはずもなく、今の自分も本当に別の生き方を望んでるのか半信半疑の中、二人の距離は次第に縮まっていく。

ゆかりは自身の人生を振り返りながら、かつてこんな風に自分と向き合ってくれる人がいたら良かったのにと思う。

ゆかりは結局直接的なことは何もできなかったが、少女のゆかりは人生を諦めることなく前へと進む選択をしていった。

思わず笑みがこぼれ、自分の望みはこうだったのだなと悟った時、視界がぼやけた。

気づくと海の中、沈んでいく途中だった。

これまでの光景は死の淵に潮の音が見せた幻影だったのか。それともあり得たかもしれない別の世界の出来事だったのか。

どちらにせよ何だか満たされたような気持ちになって、ゆかりは目を閉じた。


③犯人はこの15人の中にいる

放課後、教室に居残りを命じられる15人。このクラスの女子生徒全員だ。

この中の誰かが給食費を盗んだ。犯人が名乗り出るまで帰ってはいけないと言われていた。

被害児童の家庭環境やクラスの人間関係の問題を描きながら犯人を探り当てる推理物。


【続き】

長くなりそうだから別紙。


④デスゲーム(犯人はこの7人の中にいる?)

見知らぬ地下施設で目を覚ます7人。ここに来るまでの記憶はない。

アナウンスが流れ、最後の一人になるまで殺し合う展開かと思われたが、むしろその逆だった。

期間は7日間。誰か1人でも死んだら二度と扉は開かない。

閉鎖環境での共同生活が始まる。


【続き】

集められた7人には知られざる因縁がある。

それらが徐々に明らかになり殺意が向き合うが、脱出できなくなるため何とか我慢する。

具体的なエピソードもオチもまだ思いついていない。

やはりこういう非現実的なシチュエーションは難しいので、死後の世界的な終わり方になるかも。


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