2月に始めた日常系動画シリーズ。
補遺のサブキャラ版の拾遺、サブキャラ達の愉快な日常の日常系が存在する。
メインキャラである演劇部の動画や単発の劇場を上げていたこともあり、気づいたら半年以上凍結してしまっていた。ぼちぼち再開する。
次はアンドロイド編が始まる。「拾遺」と「日常系」の区分の違いだが、「拾遺」の方は笑えない展開が起こることがある。アンドロイド編は「拾遺」。
期間が空き過ぎて話の内容を忘れそうなので、思いついたことをメモしておく。
①「あなたのことがますます嫌いになったわ」(日常系)
職場体験編。小夜、冥鳴ひまりがメイン。未だにろくに顔出しされていないもち子さんとナナさんが出る。
ひまり達が通う高校で職場体験が行われる。抽選の結果、不運にもひまりと小夜がペアを組むことになってしまう。
小夜とひまりのペアの話と、他のクラスメートの話で分けるつもりだったが、一本にまとめるのを検討中。
小夜とひまりはもち子さんの模型店に行く。アルバイトとしてナナさんがいる。
ミコとつむぎはカレー屋に行く。毎日頑張ってナンを売る。帰って来た頃にはカタコトになってる。
はうと玄野はリハビリセンターに行く。玄野はしんどい仕事に弱音を吐くが、はうは生き生きと職務に取り組む。
青山とリツは古着屋に行く。青山は詞音とのことで意気地の無さを責められる。
雪と虎太郎は保育園に行く。四姉妹の次女である雪は意外と面倒見がよく、虎太郎も身長のことを言われない環境に心安らぐ。
話は戻って小夜とひまり。
小夜は性格がきつく、フリーターのナナや客とも上手くいかない。
一方、ひまりは普段のいい加減な態度とは打って変わって真面目に働き、店長であるもち子からも褒められる。
いつもの姿はキャラづけだったのかと苦い顔をする小夜。ひまりは自分も将来について考えないといけない年頃だから色々改めてると語る。
その後、客とのトラブルもあったが小夜とひまりは協力して業務に取り組み、無事に職場体験を終える。
翌日、各々の職場体験の様子を披露しあう私立高校組。
この3日間でちょっとは仲良くなれたんじゃないかとひまりは小夜に語りかける。
ひまりへの印象は確かに大きく変わった。これまで嫌なところばかり目についたが、良いところもたくさんあると知ったのだ。
小夜は笑って答えた。
「あなたのことがますます嫌いになったわ。」
②「俺のことが大好きな女の子が降って来ないかな」(日常系)
COEIROINKの動画で花撫シアを見て考えた話。ファッションと若干メンヘラっぽい雰囲気が冥鳴ひまりに似てる。
ということで玄野くんにぶつけようかと思った。転校生に惚れられるラブコメ展開だね。
当然本当に好かれてるわけじゃないので日常系に入れるのは少し微妙かもしれない。甘酸っぱいようなほろ苦いような感じ。
玄野は青山と虎太郎につむぎやはうが自分のことを好きなのではないかと語る。めちゃくちゃ否定される。
「俺のことが大好きな女の子が降って来ないかな。」
玄野は空を眺めて愚痴る。
場面は変わり、どこかの路上。玄野は困ってる女の子を助ける。親切心と若干の下心からの行動だった。
次の日、その女の子が玄野たちの学校に転校してくる。転校生の少女、花撫シアは玄野に猛アタックを仕掛ける。
突然のモテ期にウハウハの玄野。クラスメートたちは玄野の何が良いのかと、シアが騙されている可能性を危惧する。
なんだかんだ揉めながらも、クラスに打ち解けていくシア。玄野との仲も深まっていく。
玄野の家にシアが訪れ、シアは玄野の家族とも楽しげに語らう。玄野はその様子になんとなく違和感を覚える。
偶然に玄野はシアの過去について知ることになる。家庭崩壊、学校でのいじめ、今のシアとは似つかない暗い過去。
数日後、シアは玄野に告白する。
正式にお付き合いしてほしいというお願い。玄野はシアを振る。
シアは普通になりたかったのだ。
普通になる一番の方法は、普通の人と一緒になること。
普通の人と恋人になれば普通の友達を手に入れることができる。
普通の人と夫婦になれば普通の家族を手に入れることができる。
玄野はシアに恋愛をただの手段にすべきじゃないと語る。誰かがシアを本心から好きになることも、シアが誰かを本心から好きになることもこれからきっとあると。
それにもう、みんな俺抜きでもお前と仲良くしたがっている。
笑いかける玄野にシアは涙をこぼす。振られたショックかあるいは別の感情か…
シアは玄野に背を向け、歩き出す。
明日も学校に来いよ、という玄野の言葉に当たり前だと返す。その声にはもう媚びるような調子は無くなっていた。
玄野は空を眺めて愚痴る。
「俺のことが大好きな女の子が降って来ないかな。」
③「も~ずんだもん学校についてきちゃダメって言ったじゃない」(日常系)
つまづいてた小学校組の日常系動画。改変版。
学校に興味を持っていたずんだもんはきりたんのランドセルに入り込んでついてきてしまう。
ある朝、妖精状態でランドセルに詰まっているのを発見したきりたんはランドセルごと窓から捨てる。
④「鬼がいる 鬼がいた」(拾遺)
中学生組の動画。ついなリリンつくよみの顔合わせの方を先にやると思う。
「鬼切丸」に影響されたダークファンタジー。色々考えてるがあまり重大な事件が起こると他のところにも影響が出るのが懸念点。
中学二年生の少女、カナは霊感があると嘘を吐いていた。キャラづけのための言動がエスカレートしてしまい、後に引けなくなったのである。
そこに鬼がいると友人を脅かしていると、ついなが現れそういうことは言わない方がいいと諭される。
クラスで浮いているついなに急に話しかけられたことに戸惑うも、その時は気にしなかった。
鬼の話は徐々に広がっていき、動物を襲うとカナが喋ると校内に鳥や猫の食い散らかされた死骸が見つかるようになる。
気味の悪さを感じ、鬼の話は避けたがるカナ。友人の一人はしきりに鬼について聞きたがっていた。
ある日、カナは友人たちの陰口を耳にする。カナのオカルト話など誰も信じておらず、陰でカナのことを馬鹿にしていたのだ。
鬼の話をせがんでいた友人は、カナが自分の話に真実味を出すために動物を殺したんじゃないかと笑う。
怒りと悲しみで激昂したカナは、鬼がお前たちを喰い殺すと言ってしまう。
このまま一人二人死んだ方が面白いがどうしようか。
ついなは校内で鬼が実体を持ちつつあることに感づく。
卑小な鬼はカナによって存在を見出され、他の命を喰らうことで力をつけていっていた。
カナが宿主であることに気づいたついなは彼女から鬼を引き剝がそうとする。
薄々感づいてはいたが、自分が鬼を生み出し友人たちを襲わせたことを突き付けられて狼狽えるカナ。
お前ごと切り殺してもいいんだぞと脅され、ついなに協力しようとするも途中で気が変わる。
記憶と呼べるほど鮮明なものではないが、その鬼のこれまでのことが頭に流れ込んできた。
虫けら程度の卑小な体、他の虫けらに食われ消えかける。
このまま何にもなれずに消えるのかと思った時、少女が自分を指さし叫ぶ。
「鬼がいる」と。
その一言で存在を繋がれた。
人の注目が、関心が集まるにつれ体が大きくなっていった。より人らしく、より鬼らしい形に。
鬼は人の恐れを力に変える。もっともその鬼に注がれたのは恐れを裏返した期待だった。
鬼がいたらいいのに。鬼が動物を食べたらいいのに。鬼があの子たちを襲えばいいのに。
宣言通り逃げるカナごと鬼を殺そうとするついな。しかし鬼の必死の抵抗に遭い、逃げ切られる。
どの道あの傷では長くないとついなは楽天的だったが、鬼は再びカナの友人たちを襲う。
力を取り戻したどころか、むしろ前より強力になったことについなは驚く。
ついなの相棒である弓鶴はある仮説を立てる。
SNSでは鬼の姿が映った映像が拡散されており、ついな達の中学を中心として地元では話題になっていた。
鬼の存在様式に気づいたカナが鬼を強化するために情報を流したのだ。
鬼に対する恐れ、それ以上に鬼が人を殺したら面白いという期待がカナの鬼に力を与えていた。
こっちは自分に任せてくれという弓鶴の言葉を信じ、ついなは三度鬼との戦いに臨む。
カナは語る。この鬼は私だと。
注目してほしかった。関心を持たれたかった。どんな理由であっても。
今は自分たちが期待されていることが嬉しくて仕方が無いと。
そいつはお前じゃないと冷徹なついな。
鬼には人間のような感情はない。カナは万一の時の逃げ場所として生かされているだけだ。
カナはそれでもいいと答えた。
ついなと鬼の勝負は互角、徐々についなが優勢へと傾いていった。
カナは鬼が弱くなっていることに気づく。
SNSでは弓鶴が噂と映像を流した本人を騙り、情報戦を仕掛けていた。
これまでのことはホラー映像を製作する自分のプロモーション活動だったのだと宣言し、SNSアカウントのフォローとYoutubeのチャンネル登録を勧める。
弓弦は大衆をシラケさせる方法を熟知していた。
皆がガッカリしている。皆が冷めた目で見ている。もう誰も期待していない。
カナの脳裏に友達だと思っていた人たちに影で笑われていた記憶が蘇る。
このままでは終わってしまう。
鬼がついなに倒される前に、カナは鬼に自分を殺すように命じる。
人を喰えば回復する。人が喰われたという事実があればまた強くなれる。
以心伝心で彼女に飛び掛かった鬼の頭部を槍が貫く。
先端がドリル状になった長槍。めたんの「天恵」のハイドであった。
カナ達は目立ち過ぎたのだ。注目を集めることは敵を呼び寄せることでもある。
崩れていく鬼の体から、虫けらのような小さな姿が這い出る。
カナは手を差し伸べ、自分を食べるように言い聞かす。
鬼は弱々しくカナの指を噛み、消えた。
鬼に襲われた者はまだ入院中だが、カナは学校に来ていた。
事情を知っているついなはカナに複雑な視線を向けるが、咎めることはしない。
それは彼女の役目ではなかった。
カナはぼんやりと雑木林を眺める。
あの木の陰にあの石の下に日の当たらない所に。
鬼がいる。鬼がいた。
⑤「幽霊なんてゴミみたいなものだから」(拾遺)
心霊現象に悩まされる雨晴はう。友人の伝手で四国めたんを紹介される。
除霊を専門としているわけではないが、超常の存在を抹殺することにかけては一流のめたん。
はうはこれで安心だと胸を撫で下ろす。めたんは語る。
幽霊なんて人間の残り滓であり、ゴミみたいなものだと。
めたんは簡単に消し去れると言いたかったのだろうが、人の命を軽んじるような発言にはうは憤る。
死者の未練を負け犬の遠吠えだと切り捨てるめたんと、故人の最期の意思を尊重すべきと主張するはう。
価値観の相違を認識した二人は決別。めたんは一切の助力を拒否し帰宅する。はうは自力で幽霊を成仏させるための方法を模索し始める。
はうは幽霊との対話を試みる。
幽霊は夜の間だけ出現できるようだった。話しかけても返事は無かったため、はうはこっくりさん方式での意思疎通を試みる。
幽霊とのやり取りは以前ボランティアに行った老人ホームの入居者とのやり取りを思い起こさせた。
考えたり感じたりすることはできるが、それを覚えていられない。当然会話は成立せず、一問一答のみで断片的な情報を集めておく。
自分が助けようとしていることが伝わり信頼を得られたように感じても、次の日の夜にはまた関係はリセットされていた。
はうは病院で剣崎に聞いた話を思い出す。医療現場で最も辛いのは意味のないことをすることだと。
多大な責任の伴う手術も限界すれすれの長時間労働も耐えられるが、自分がやっていることが無意味なんじゃないかという意識には耐えられない。
はうも自分の行為が全くの無意味なのではないかという意識に苛まれていた。
⑥「私の刀もイケメンになるべき」(拾遺)
これは日常系寄りかも。
刀がイケメンになるゲームにはまっている中国うさぎ。自分も妖刀を持っていることを思い出し、もしかしたらこの刀もイケメンになるのではないかと考える。
うさぎは友人の葵に電話をかける。この前の女子会で打ち解け、葵ちゃん、うさぎちゃん呼びになってる。
同じゲームにはまっており寝不足だった葵はうさぎの話に賛同する。
うさぎ、葵、ミリアルの三人は妖刀を擬人化する方法を探すため、夜語トバリの元を訪ねる。
トバリは初めてうさぎから頼られたことに得意気だったが、用件を聞かされ困惑する。
式神や付喪神の話をし、不可能ではないんじゃないかと知見を述べる。
野望に燃えるうさぎ、頭が回ってない葵、ノリで付き合うミリアル、呆れながらも乗っかっちゃうトバリ。
4人は果たして刀をイケメンにすることができるのか…
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